12月13日にオープン1カ月を迎えることが出来ました。
沢山のお客様にご来店頂きとても充実した1カ月でした。
これから少しずつ皆さんの生活の一部になることが出来ればと思っています。
新メニュー
1カ月を記念して、喫茶ここでは新メニューを追加致しました。
「日替わり朝ごはん」と「ぶた丼」の2種類です。
「喫茶ここ」が大切にしている方向性の一つに「実家」があります。
喫茶ここにいることで、実家にいるような感覚になってほしいという想いがあり、喫茶店なのですがお食事にも力を入れたいなと考えていました。
そこで、私たちが大事にしているのが「朝食」です。
朝6時~オープンというのも実家のお母さんは皆が通勤や通学をする前に朝したくを整えお仕事や学校に送り出してくれていたイメージがありました。
そこで、私も朝6時からオープンして喫茶ここを通して、お仕事や学校に送り出すようなイメージで温かな空間を作りたいと思っていました。
その考えで重要になってくるのが「朝ご飯」です。
オープン当初は「日替わり和定食」があったのですが、出汁からこだわったお味噌汁や焼き魚などを提供していました。
しかし、朝6時からのモーニングという部分はまだまだ習慣になることは無く、オープン初日以外は朝食が出ることがほとんどありませんでした。
それでも出汁をとり続けていたのですが、廃棄が多いことと疲れが重なり笑わなくなってきたという自覚がありました。
それを察知してか、オープン1週間でオーナーが独断で「日替わり和定食」をメニューから外したのです。
意地でも提供しようと考えていた私は、大切にしていた朝食を独断で取りやめたオーナーに怒りを覚えたのですが、どこか安心したような感覚もありスタッフみんなの前で泣いてしまいました。
一生懸命作っても売れない、誰もほめてくれないけど認めてもらえるまで作り続けるしかないと気持ちが張り詰めていたのだなと感じます。
そして、12月12日の1カ月を迎える前日にオーナーがいきなり、明日から「日替わりの朝ごはん」を提供しようと言い出したのです。
1カ月たったことと、朝からオープンしているということが少しずつ知れ渡ったことと、廃棄を出さないで日替わり定食を出す案を考えてくれていたのです。
そして、連れていかれたのが近所のスーパー
買い物かごを持たされ、オーナーがかごに入れたのはなんと翌日が賞味期限で値引きされている食材。
「コンセプトは実家でしょ」と言われ、この食材を使って色々なその日その日違うメニューを作ってよと
オーナーから言われたのは、値引きされた食材を使い原価を抑えること、そして絶対に守ることは賞味期限切れていないことのこの2点を守って日替わりで朝食を作りなさいと
値引きされた食材を使うということは全く頭になかったのですが、これだと原価が抑えることが出来て沢山のおかずを提供することが出来るかなと
そして、本日の「日替わり朝ごはん」がこちら
日替わり朝ごはん
タラのバターソテー
スクランブルエッグ
野菜炒め
かぼちゃの煮物
なめこと大根おろし
これが本日の「日替わり朝ごはん」まだまだ認知がされていないので本日は1食分しか出なかったのですが、残った食材はスタッフのまかないに
そこで、朝のまかないでみんなで残った日替わり朝ごはんを食べていると
「あれ?塩辛どこだっけ?」と耳を疑う声が・・・
なんとオーナーが塩辛を取り出しごはんと共に
メインが足りないと言ってくれれば良いのに、あからさまに塩辛を取り出して・・・
私が作った朝ごはんでは不満があると・・・イライラ・・・
イライラを抑えながらメインが足りなかったですか?というと「そうだね」ごはんが余ってしまったと
メインを増やす必要があるなと考えたのですが、オーナーからは意外な答えが返ってきて
おかずは予算とかがあるから出来ることが限られてしまうかもしれないから、ごはんが足りない時のためにオリジナルの「ふりかけ」作ってよと
「ふりかけ」という発想はなかったのですが、「ふりかけ」をオリジナルで作れたらたしかに良いかなと
ということで明日のお休みは「ふりかけの試作」となり休みがまた消えてしまいました
スタッフみんなで試行錯誤しながら工夫していきたいと思っています。
そしてもう一つの追加メニューがこちら
限定のぶた丼
十勝地方出身のオーナーの実家からタレを分けて頂きました。
浅野農場さんのお肉と豚丼の本場十勝の秘伝のタレを使ったぶた丼も追加されました。
初日から大変好評で、もしかするとあと1週間ぐらいでタレが無くなってしまうかも
追加してくださいとお願いしたのですが、作るのに3日以上かかるとのことでした。
しかも熟成させているということで、同じ味にはならないと
このぶた丼が味わえるのは期間が短いかもしれません。
今度、レシピを教えて頂きタレを作りたいなと計画中です